七輪通信 1997.10.23

創刊号

全国の七輪マニア(んなヒトいるのか?)のみなさんコンニチワ。スギヤマ@江東区がお送りする「七輪通信」です。「七輪通信」創刊号ではマニア垂涎、あの「削り出し七輪」をお伝えします。

「削り出し七輪」と聞いてぴんと来ない方、あなたはまだまだ勉強が足りません。今の世の中、何事も「格好」や「道具」から入るのが現代人の作法でありスタイルです。(^_^) ふつうの七輪や、アウトドアショップ等で入手した金属製の七輪から入門した七輪好きは更なる「七輪道?」の修行に励みましょう。

もっとも一般的な肌色の七輪は、耐火材料を練り固めてから成型・焼成したものですが、「削り出し七輪」は耐火材料の原料である珪藻土の塊を地中から切り出し、それを職人がノミでひとつひとつ削って造られます。その製作工程のため形状も角形で、飛騨の名物「朴葉焼き」で使用される小さな角形の火鉢に近い形です。

現在、日本でこの「削り出しの七輪」を製造しているのは石川県珠洲市の(有)丸和工業だけ(訂正:他に2社あり)の様です。しかも丸和工業は社長の小染氏(訂正:社長は脇田氏)自身が削り出しの職人で、後継者もいない模様。小染氏もすでに六〇代のため残念ながらこの「削り出しの七輪」も消えゆく運命(訂正:2社には後継者あり)にあるのです。

この手作りの「削り出しの七輪」を使えば炭火焼きの味もさらに増し、あなたは至福の時を過ごすことができるでしょう。失われる運命の七輪に思いを馳せながら焼く茄子は最高ではないでしょうか....って、わたしも使ったこと無いんです。

以上は昨晩の東京12chの番組、消えゆく職人技という様な内容の番組で放映されていました。以前、別番組で放映された時のメモをなくし「珠洲市」しか記憶に無かったわたしは早速メモを手にチェックしました。もし販売先をご存知の方は情報を提供ください。わたしすぐ買います。

じつは丸和工業の連絡先はすでにチェックしてあります。下記参照。ただ、いきなり電話して「金送るから送ってくれ」というのはちと気が引けるのです。番組からはそうした商売には慣れていないように感じたものですから。ある程度数がまとまれば遠慮無く注文できるのですがね。

わたしは妻の実家が石川県ですので、今度行った時には是非ゲットしたいと思っています。今はTV放映によって「削り出し七輪」市場?が荒らされない事を祈るばかりです。

その他、「削り出し七輪」にかかわらず七輪に関する情報がありましたらお寄せください。炭の事とか、オススメの食材の事とかね。不定期ではありますがこの「七輪通信」、続けて行きたいと思います。(飽きっぽいのも現代人=わたしの性質ですがね)こんど皆で七輪BBQでもしましょう。

「珪藻土削出七輪」 製造元(有)丸和工業

珠洲市正院町平床立野26 Tel:0768-82-5313 Fax:0768-82-5403 角形:\5,500-(丸型もある様です)

:先日珠洲市内の七輪メーカーの方より、この時の放送内容には多くの事実誤認があるとのご指摘をいただきました。ありがとうございます。コンテンツ作成者といたしましては事実確認と新たな情報の収集のため、近日中に現地取材を敢行する予定です。1998.08.03

:その後、現地取材を行いました。訂正個所は文中に記載。なお、取材の模様は七輪通信第5号,第6号および増刊号をご覧ください。1998.08.21

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