CT90レストア記

其の四

2月14日

今日は暖かかったですね。レストアをサボる理由が無くなってしまった。で、ついにエンジンを載せる気になる。作業自体は簡単だけど、その前にフレームの内側のエンジンを載せると手が入らなくなる部分を掃除したり、ガソリンタンクを外してガソリンチューブを交換したりといろいろ手間が掛かる。

その他、作業を進めて行くと様々な部品が必要となる。ネジが不足していたりワッシャーが足りなかったり、Oリングや何やらである。作業場所はアパート1階の駐車場なので、足りない部品があると6階の自室まで取りに行かなければならない。そのたびに工具を車にしまい、鍵を掛けなくてはならず面倒だ。(トイレに行くときもネ)ガレージが欲しいを思う時でもある。

もっとも、道路に面した場所でバイクをいじっていると、まれにではあるが通りがかったヒトが興味を示し声を掛けてくる事もある。こうしたコミュニケーションは楽しいものだ。(鬱陶しい時もあるけど・・・)

作業はせっかくバラしたのだからと、ネジのひとつひとつまで真鍮ブラシやスチールウールでサビや汚れを落として組み付ける。磨き過ぎはオーバーレストレーションとなるのでほどほどにしなければならない。レストアのコンセプトは「年相応」だからネ。これは新車同様なフルレストアが技術的にも金銭的にもできない自分への言い訳でもある。

そう言えば、私のレストア作業の大半は汚れとサビ落としである。その作業にはスチールウールが欠かせない。わたしは台所用品のボンスターという製品を愛用している。アルミやメッキ部品のサビや汚れには最高だ。あと、スコッチブライトもオススメ。

エンジン自体は難なく載せられた。キャブレター等も取り付けたので、あとバッテリーさえ用意すれば難なくエンジンが掛かる”予定”。おっと折れたキーも何とかせねば。

2月15日

昨日とはうって変わって激寒!雪まで降ってる。そのためヘッドライトまわりの部品を外して部屋に持ち込む。

ヘッドライトのケースはライトを止めるネジ穴の部分が割れネジも無くなっている。元はこれをあり合わせのネジでとりあえず支えてあった。まずはライトケースの割れを直すことにする。

外出ついでに覗いた店に、樹脂を溶かして接着剤とする”ホットメルト”があったので「使えそう」と購入。早速試すが接着力は弱い。ホットメルトの樹脂は軟質のポリエチレンの様だ。ライトケースはABS樹脂?ポリプロピレン樹脂だっけ。

作戦を変更し正攻法で行く。ハンダゴテを使った溶接だ。溶接棒代わりの充填用の樹脂としてライトケースのバリを利用する。コテ先が高温過ぎるため樹脂がコゲてちと汚いが一応くっついた。

つぎにライト固定用のネジを埋め込む。これには割れた部分の強度を補う意味を込め、エポキシ系樹脂の補修剤を使って少々大げさに固める。手持ちのネジ、新品では光り過ぎなので中古の適当に「枯れた」ネジを使って完成。

ついでにライトやライトリムも金属磨きできれいにする。ライトの裏側のサビは落としきれないが仕方ない。ライトの光軸調整用部品も無くなっていたので注文せねば。以上、オリンピックを観ながらの作業なので4時間もかかってしまった。

夕方、オリンピックも見飽きたので上野のバイク屋街にバッテリーを仕入れに行く。本来ならCT90に付いていたモノを持って行き、それと同じサイズを購入すれば良いのだが、肝心のモノは行方不明。せめてバッテリーケースのサイズだけでも計って行けば良かったのだが後の祭り。結局サイズ不明のため購入できず無駄足。ショップで適合表も見たがCT90なんて旧車は載っていない。(アタリマエ)上野の韓国街でチャンジャを買って帰る。

2月16日

そういえば先月から別冊モーターサイクリスト誌に、不調のCS90を修理する記事が連載されている。同系エンジンをもつ私には参考になる記事だ。しかし、最近の同誌の改造等の記事は、内容が「濃く」下手なショップでは手を出せないような改造が多い。読み物としては面白いが、金も設備も無い素人には「羨ましさ」が溜まる内容でもある。

・以上、知ったかぶりして書いてはいますが誤り等がありましたらご指摘くださいませ。その他、ご意見や情報等もお待ちしています。 ©スギヤマカツヒサ

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