CT90レストア記

其の六

4月5日

出張が延びたりしていたのでCT90をいじるのがひと月ぶりとなってしまった。とはいっても1ヶ月間全く時間がなかったワケじゃないけど。帰国した翌日の3月25日にはC100のキックシャフトが折れて困っていたヒトに手持ちの部品をあげに行ったり、26日には川越の部品交換会に行ったりしていました。(川越ではエコラン用にとC100のセル付き、C102のエンジンを買いました。)

で、久しぶりのCT90。さて、今日はエンジンを掛けようと意気込んで挑んだのですが、配線の接続が分からなくなってしまいました。バッテリーとメインスイッチの配線をどれにつなげば良いのか??なんです。

原因はメインスイッチを外すとき、つながっていた場所を記録しなかった事。メインスイッチだけなら後で見当もつくのですが、このCT90は手に入れた時からターミナルの合わないバッテリーが配線もされずに付いていた事もあります。

配線を適当につなげて試してみれば良いのでしょうが、電気に弱い私には「間違って電気部品が壊れたら・・・」という恐怖感のためにそれもままなりません。

あと、キーが折れていたのでメインスイッチを別の物と交換してあり、その配線の色がオリジナルと異なっていたので、とりあえずオリジナルのメインスイッチの配線の色を確認することに。

ところが、オリジナルのメインスイッチが見つからないのです。確か車の中に置いてあったハズなのですが・・・何せ4週間近く離れていたので記憶が曖昧で・・・

車の中や、部屋を探したのですが見つからず今日はエンジン始動はオアズケ。諦めて外装を磨きました。

4月12日

オリジナルのメインスイッチを探すために車の中を片づけ。次にベランダに置いてあるミカン箱4個分ほどの部品箱も探るが見つからない。しかたなく我が家の物置部屋を半日かけて片づけたけれど見つからない。困ってしばし呆然。ところがふと居間の棚を見るとビニール袋が目に付く。あった。相当遠回りしたけど、部屋も車も片づいたから善しとしよう。

4月12日

メインキーが見つかり配線の色は確認できたけど、正しい配線は見えてきません。ターミナル(ギボシ端子)の雄雌の辻褄が合わないのです。イイカゲンなバッテリーが付いているせいだ。

アメリカから入手したマニュアル"Honda OHC Singles 50-110cc, 1965-1996"(ヘインズじゃなくてCLYMERでした)にも配線図は載っていません。

かくなる上はと覚悟を決めて、この辺りだろうとの予想(想像)の下で配線開始。心許ないながら、仮に繋いだ配線の後、メインキーをONにしキックすると・・・プラグに飛びました「火花!」購入後、半年経って初めて目にしたエンジンの息吹(脳波?心電?)です。

若かりし頃ならすぐにエンジンを掛けようと急くのでしょうが、わたしも大人になりました。ここは落ちついて・・・まだエンジンオイルは入っていないし、フライホイールのボルトも締めていない気がします。

この日は結局、オイルを入れたり、フライホイールのボルトを締めたりした後も、近所のガソリンスタンドが営業していなかったので、ブレーキやアクセルのワイヤを換えたりチェーンを掃除したりしておしまい。エンジン始動は翌週の楽しみに・・・

4月16日

ゆうべ思いたって、2月にアメリカから入手したCT90(後期型)のオーナーズマニュアルを見たら配線図が載っていました。これまでの苦労は・・・

あと、このマニュアル、ゆっくり見てみたら結構面白い事が載っていました。標高の高い=気圧の低い場所にエンジンが対応する様、キャブに高地様切替ボタン(High altitude selector knob)が付いているのを発見。他のバイクでこんなのが付いたのってあるのかな。

4月18日

今朝は朝6時半から作業開始。オイル等をチェックしてから近所のガソリンスタンドで給油。戻ってからガソリンコックをONにすると・・・キャブからしっかり!とガソリン漏れ。でも最近はこれくらいの事では全然メゲません(^_^) 私の楽しみは「手間を掛ける事」なのですから。

ガス漏れは、いったんキャブを外してからシリコン系のシール剤を使って対処。いずれはO-Ringを換えて根本的に直さねば。

と、直ったところでキック数回・・・入手後半年を経てエンジンの音を初めて聞きました。喜色満面と云う心境ですが、変な人に間違えられぬ様ここはうれしさを押さえシブく。

すると、エンジン始動後2−3分でストップ。キックを繰り返しても掛からないのでプラグを見るとかぶってます。プラグを交換して再始動。

エンジンが掛かれば乗ってみたくなるのが人情でしょう。で、ちょっとだけ家の前をと走り出すが上が回らない。点火時期かキャブのどちらかなのかなと思いつつ、ライトスイッチがロービームになっていたのでOffの位置にすると、今度は上まで調子良く回るのです? 試しにハイビームにしたらエンジンストップ??

どうやら配線が間違っているみたい。CT90(後期型)のオーナーズマニュアルを見るも、この初期型CT90とは配線の色が違う。この後3時間ほど試行錯誤。ヘッド、テールライト、メーターの電球を合わせて7個ほど消費(配線ミスによる過電流で切りました)の後、何とか各機能が正常に働く配線を見つけました。ただし、後に不具合が出てくるかも。

あと、エンジンが掛かった時点でマフラーの穴開きも発覚。ガード類まですべて外して見たら結構ひどい状態。4−5カ所が錆びて穴が開いていました。以前のオーナーが直した跡もあります。

これは来週あたりにエポシキ樹脂とガラス繊維で直す事にします。今日はとなりの板金屋さんからベルトサンダーを借りて穴の周りを荒らして終わり。新品も注文してみようと思うけど無いだろうナ。

これで来週にカブ仲間達で予定していた、ツインリンクもてぎへのツーリングにCT90で行く目処がついた。配線で悩んでいた時には諦めかけてました。ウインカーは間に合わないけど許せ(^_^)

後はタイヤ、ブレーキシュー、チェーンあたりを交換すれば一応OKの予定。おっと、ナンバーも取らねば。

・以上、知ったかぶりして書いてはいますが誤り等がありましたらご指摘くださいませ。その他、ご意見や情報等もお待ちしています。 ©スギヤマカツヒサ

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