カブ徒然 chap.21

「左アクセル」(補遺)

カブ徒然の書きはじめでオプションの左側アクセルについて書きましたが、その後何人かの方から左アクセル車を見たことがあるとか知り合いが使っていたとの情報をいただいた。それによると、左アクセルは出前用として使われブレーキも併せて左側に移設されていたという事。

しかし、サービスマニュアルに左側アクセルの部品に関しての記述はあるが、左側ブレーキに関する事は載っていない。カブは構造上右側のブレーキレバーを左に移設する事はスイッチ兼用のレバーブラケットの関係で不可能なハズ。マニュアルに左側ブレーキ専用のブラケット云々の記述が無いのには疑問が残る。

また、自分が蕎麦屋さんの出前をするとしたら蕎麦は左肩に載せて右手でハンドルを握ると思う。自転車の前ブレーキは右側だし。

・・・断定はできないが、わたしの予想は以下の通り。

ホンダが左アクセルを用意したのは出前用ではなく、当時あった左アクセルのバイクに慣れた人の為であり、それを知った人がこれを出前に利用したのではないか。

また、アクセルを右側に移設してもブレーキはそのまま右側のままであった。出前の時は右側にオカモチを持ち、左側のアクセルを操作した。その場合、右側の前ブレーキは使わなかったのではないだろうか。

当時の交通状況では前ブレーキを使う(ハードな)ブレーキング操作は必要でなかったのだと考える。そのため、制動は後ろ足で操作するリアブレーキだけで事足りたのではないか。実際、現在も新聞配達時にはあまり前ブレーキを使わない事は以前のカブ徒然で述べた通り。

そうした状況下で、左側にブレーキを移設するパーツが社外品として製造され、流通した可能性はあるだろう。

何れにせよ、以上はわたしの想像であり、これらを検証できる物証は何もない。皆様の中で左側ブレーキに関する物証やご意見があったら教えてほしい。

以上、好き勝手に書かせていただいておりますが、誤り等がございましたらご指摘ください。あわせてご意見や情報等もお待ちしています。 Status: 1998-08-27作成 ©スギヤマカツヒサ