カブ徒然 chap.40

「モーターショー」

今年のモーターショーはいかがでしたか。今回の展示を見ているとカブに限らずメーカーがコンセプト創りに迷い、苦労しているのが目に見えるようでしたね。ボスカブ…なんだこりゃ!?ってカンジ。カブの名を付ければ良いってモンじゃないでしょうに…ねえ。そういう点ではアメリカブラとダートカブラはとても明解なコンセプトで造られていたので好き嫌いは別にすれば何をアピールしたかったか良くわかる展示でした。

アメリカブラ (ホンダの資料)

ひとめ見て同社のスクーターのジョーカーとデザインの近似性を感じました。特徴的なダミータンクはただの飾りの様。小物入れにでもしたいものです。もっともきらびやかなデザイン(デコレーション?)よりも驚いたのは「市販予定車」の文字。まあ、ジョーカーやJAZZもそれなりに目にするので出せば売れるんでしょうね。どうやら販売はカブラの様にホンダアクセス扱いの様。パーツとしての発売だと車体色と合わせるのが大変そう。コンプリートモデルとして販売するのでしょうか。しかし、クロームメッキのエンジンケースやブレーキドラムまで出すつもりなのかしら。

ダートカブラ (ホンダの資料)

ホンダが過去、いくら旗を降ってもブレイクに至らなかったダートトラックが、昨今のストリート系若者文化?に乗って台頭してきたためか、あるいは日本でも「バイク”楽しむ」から「バイク楽しむ」にバイク文化が進歩しつつある事の証明なのかもしれませんが、ダートトラックが認知されつつある事だけは事実の様です。またこれは桶川や茂木で、ダートラを楽しむ環境が整いはじめた事に対する、ホンダの応援なのかもしれません。

このダートカブラがホントにダートを走る人にアピールするとは思えませんが、サブフレームやシートカウルなどはストリート系のバイカーには良い手本になる事でしょう。わたしはカラーリングを含めて「カッコイイ」と思いました。(乗せられてダートトラックでも始めようかしら)

その他

一般ユーザーにアピールの効果があるのか分りませんが、燃料噴射装置やハイブリッド車の展示はわたしの様な機械技術マニアにはとても興味深いものがありました。もっともこうした技術は自動車の世界ではすでに実用化されており、今回の展示はそれを小さくまとめた“だけ”ですので、次回はもう一歩踏み込んだ「実用化が前提の低コスト」な機構として見せてもらいたいもの。燃料タンクを空気で直接加圧するとか低圧高霧化インジェクターなんてのはできないでしょうかね?

以上、好き勝手に書かせていただいておりますが、誤り等がございましたらご指摘ください。あわせてご意見や情報等もお待ちしています。 Status: 1999-11-27作成 ©スギヤマカツヒサ